同位体イオンの可視化計測手法の開発

・Ca-41は、原子力だけではなく、生体臨床医学・考古学分野などでも応用が期待される

・しかしその同位体存在比は1e-14~15程度と非常に小さい

・我々は誘導結合型質量分析装置(ICPMS)とイオントラップ・レーザー冷却を組み合わせた装置を設計・製作しCa-41の同位体分析を目指している

研究室において開発した誘導結合型質量分析装置(ICPMS)
+イオントラップ+レーザー冷却による単一同位体分析装置

単一同位体イオンの観測

・トラップ領域を高真空化することでイオンの低温化が可能
・トラップポテンシャル内でのイオンクーロン反発力の釣り合いにより結晶化
・個別イオンの可視化

同位体選択性の向上
単一同位体イオンレベルで可視化が可能
→ バックグランドフリー計測

単一同位体イオン観測実験装置